独立・開業 PR

理学療法士が開業を失敗しない方法

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

私は理学療法士&鍼灸師のダブルライセンスで開業して6年以上経過、 病院とも提携しながら社員時代よりも収入アップ、ストレスも減っておりますが遊ぶ時間は減っています

開業が不安な方へ「開業なんて無理」「何をどうしたらいいかわからない」 などのお悩みを実際経験から解消します

この記事の対象者は理学療法士、作業療法士、鍼灸師、柔整師、整体師、セラピストに向けです

開業の内容は自費での施術を想定してお伝えします

具体的な内容として、起業するにあたって、どんな戦略を用いれば経営が失敗(廃業)せず、軌道に乗るかをお伝えします

経営が軌道に乗るということは安定した収入があるということです

毎月一定額の売り上げが見込めれば長期的な戦略や必要経費、目標売上などを設定しやすく、次の一手も考えやすいです

何から始めるかというと単純にお客さんを集める方法で問題はありません

ただし、失敗をしない為には事業規模や内容によって、手段を考える必要があります

大きく稼いでいくのであれば、同じことの繰り返しだけではいけません

事業の規模や時期に合わせて展開を変えていく必要があります

私のご紹介できることはスモールビジネスに限定されますが

様々な手段を知っておけば自分がどんな行動をとるべきかわかると思います

できれば起業前に考えておきたいことなのですが

ハッキリ言って思い通りにならないのが自営業です

開業前後での小さな失敗はあります

その都度、シュミレーションは修正しなければなりません。

業種や事業のイメージによっても異なるのでまずは私の事例を参考に考えてみて下さい

この記事を読むメリットは

  • 収入手段の考え方がわかる
  • 収入手段からとるべき行動がわかる

結論

安定した収入を得るためにフロー収入からストック収入へ切り替えていく方法をつくる

収入の種類について

フロー収入

フロー収入とは主に単発の収入のことを指します

私が行っている治療院で例えると外来患者さんやその都度予約されている患者さんにあたります

他にもセミナー講師が挙げられますが、こちらは展開次第でストックにも代わります

飲食業・小売り業などほとんどのサービス業はフロー収入がメインとなると思います

特徴としては

  • 単価が高い
  • スタートダッシュに必要
  • 売り上げに波がある
  • 税金の納税額が上がりやすい

一回限りのお付き合いの為、基本的に単価は高めです。

というよりは高めに設定すべきです

消費者側から見れば安く設定した方が来店しやすく、サービスを受け取りやすいのですが

提供側から見ると、効率の悪い収益モデルだからです

一日の売り上げから最低限必要な金額を考えるとします

逆算して家賃・光熱費・広告費・消耗品費・人件費などから考え、

売り上げの低い日もあることを考慮に入れるとある程度の高い単価にする必要があります

仮に一日の上記の経費を¥10.000と設定して、一日5人程度の来客を想定すると

一人の治療代金は¥2.000に手残りを加える必要があります

事業規模によって想定金額は大きく変わりますが、基本的な考え方は同じです

必要金額以外にもこれまでにかかった時間も考慮する必要があります

学習時間、準備時間、仕入れやバックヤードオフィスにかかる時間などです

これらは収入を生み出しませんが、確実に時間をとられています

つまり働いている時間な訳です。この時間も考慮する必要があります

開業して失敗されている方は

この価格設定をよく考えていない方がいます

特に業界料金や前に働いていた職場を参考にしてしまう例です

私もそうでした

次にメリットのスタートダッシュについてですが

ストック型に比べると早めに現金を一定額置いておけるので金銭的な安心感があります

特に開業当初においては売り上げがないというのは本当に精神的にキツイものです

最初はまずフロー収入を一定額あげられることが必要です

そこからストック収入を増やしていくイメージが近いと思います

できれば、起業前に一定のストック収入があると精神的にも安定します

その為、私はストック収入の観点からパートで働きながら起業をしました

正確には労働しているのでストック収入とは言えません

確実に収入を得ることができるので、そのような捉え方にしています

フロー収入は季節や時間帯に波があります

売れる時期や時間帯があるので、予測して準備する必要があります

ここで注意したいことがお客さんが増えたからといって簡単に人員を増員するなど固定費を挙げないことです

フロー収入は波があるので、簡単に収益と費用が逆転する可能性があります

お客さんが多いときに波に乗ることも重要なのですが

収益とそれにかかる時間、一時的なものなのかを考慮しましょう

この手の失敗パターンは小売り業の方に多いです

個人的にフローが増えたから、人員を増やすのは得策ではないと思います

規模を大きくすればするほど時間が必要となるからです

注意してほしいことでは税金についてです

フロー収入は高単価な分、売り上げが上がり、納税額が増えていきます

一種のブームやバズると一時的に高収入になります

お客様がお客様を呼んでくれるサイクルになり、予約が埋まる状況にもなりやすいです

しかし、2年程を通してみると、あまり手残りが少ないことがあります

理由としては高い波の時の税金が翌年にかかり

その年はブームが過ぎ去り、収入が下がってしまう訳です

私ではまだまだ少額ですが、朝から晩まで働いていたのに、税金でごっそり持っていかれた日にはお金だけでなく、やる気も奪われました

ですので、時間や体力的な消耗と折り合いがつく範囲でフロー収入は伸ばすべきです

また事業に波があると家庭も波が出やすいです

家族に負担にならないように注意しましょう

ストック収入(定期的な収入源)

ストック収入は継続的に収入がある状態のことです

利益そのものは小さくても特に手を加えなくても積み上がっていくことが特徴です

具体例でいうと 銀行の利息、株の配当金、不動産の賃貸収入、スポーツジムの利用料などがそれらにあたります

今回は理学療法士などセラピスト向けに定期的な利用予約も含めてお伝えしています

正確には労働していなくても収入が入る不労所得を指すことが多いのですが

広い意味で捉えてください

特徴として以下が挙げられます

  • 常に一定の収入がある
  • 集客・営業の時間を短縮させられる
  • お客さんと信頼関係を築きやすい
  • 収益の見通しが立てやすい、税金対策をとりやすい
  • 時間予測を立てやすい

フロー収入はお客さんが来店してサービスを受けてもらい

次回の予約をとる形か、そのまま流れる形になるかと思います

それを定期的な利用契約にするのです

訪問リハビリテーションをイメージしてもらえればわかりやすいと思います。週1回、1時間を数か月続けるという契約にするのです

料金の支払い方法は前払い、その都度払い、後払いとありますが

管理のしやすさで言えばまとめ払いが良いです

最近ではこのような形態の事業が大変増えました

音楽・映像配信のサブスクや自動車業界もシステムのバージョンアップに利用していくとのことです

治療院も定額で利用し放題というところも出てきました

ストック型の収入のメリットとして常に新規顧客獲得の為に集客営業に追われることもないので自社サービスの提供に集中できます

新規のお客さんを取り続けるよりもリピーターになってもらう方が効率的で難易度が下がります

逆に言うと、安定した経営・売り上げを保つためには一定数のリピーター獲得が必要です

またリピーターになるとサービスの効果を出しやすいです

お客さんとの接触時間・会話時間が長い程、クレームの頻度が減ったというデータもあります

信頼関係が生まれやすく、長く利用してもらう程、お客さんにもメリットがあるのです

メリットで記載した税金対策とは

売上が毎月、上がったり、下がったりすると

売上があがったときに年度末を迎え、翌年に売上が下がると手残りの金額は同じなのに、税額が異なることになります

まだそれだけなら良いですが、売上が下がったタイミングで税金の支払いがくると資金ショートに繋がりかねません

定期利用で売上が予測できるようになれば、来年度に向けて経費の使い方も考えることができます

今期の納税がどれくらいか分かれば対策も立てやすいというわけです

よって売上はできれば平均的にしておく方が管理がしやすいです

定期的なサービス利用を契約すると、いつに利用するのかも決めることが多いです

次の予約を埋めている状態ですと、時間配分や一日・一週間の予定が埋まっていきます

こうして予定が埋まり、空いた時間も管理しやすくなります

休憩や外出して銀行へ行くことや別業務をするなど時間の予定が立てやすくなります

時間の管理ができることは一人職場にとっては大変貴重です

常に電話対応に時間が割かれないように仕組み化できれば、よりサービスに集中できます

注意点としては採算に見合わない場合があることと

フローの一回限りに比べてお得感を出す必要があります

「常連さんだからサービスしとくね♪」なんてことは飲食業などにありますが

・料金を下げてしまう

・サービス時間を延長してしまう

このような方法での差別化ですと結果的にやればやるほど赤字ということになります

理学療法士などのセラピストは身体が資本ですので、基本的に治療料金に仕入れなどはありません

ですが、治療器具に高額な消耗品などがあると、やるほど赤字になります

私の体験では金額よりもサービスに付加価値をプラスできること

これがお客さんに望まれていることだと思います


経営方針としては定期利用しか認めないという方法も有効だと思います

一定期間、サービスを受けて頂かないと治療効果を出せないというと相手も納得ができます

どういう仕組みでリピーターを取り入れるか

リピーターを獲得しやすくすることがアイデアのみせどころですね

失敗しないための開業、事業モデル

廃業、失敗しない為には

フロー収入で直近の収入を確保し、徐々にストック型へと移行していく方法が王道です

繁盛店は考えていなくても自然とこの流れになっているかと思います

お客さんが来て、リピーターになってもらい

それが増えていくと自然とリピーターで予約が埋まるようになります

このようになると人員を入れる、もしくは業務効率のシステムを変えるなどで事業拡大を目指すか、規模を維持するかに分かれていきます

ストック型が安定すれば、今度はさらにフローの拡大を狙っていきます

1回限りのサービスを高単価、高付加価値のサービスへと進化させていきましょう

来店されているお客さんの要望に合わせてプラスアルファのオプションサービスなども検討すると良いですね

アイコン名を入力

私は最初からストック型で定期利用を促していました。理由は治療効果を出しやすいことと定期的に見ないと身体の状態が分からないからです。途中からフロー型も行いましたが、結果から見れば失敗で、やりたいことではなかったと感じたので現在は行っておりません

理学療法士が開業を失敗しない方法【まとめ】

安定した収入を目指すにはストック収入が必要である

ストック収入の形は様々な方法がとれます

副収入のイメージでいいんです

セミナーの定期開催

技術をwebで販売

物販

これらも展開次第で安定収入に一役買います

サービス内容自体を考えることにとらわれすぎず

サービスの提供方法を考えることも大切ではないでしょうか

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。