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理学療法士は【サロン開業】か【訪問開業】すべきか

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この記事の対象者は主に理学療法士、作業療法士、鍼灸師、柔道整復師、整体師、セラピストの皆様向けにお伝えします

皆さん起業したい気持ちはあるけれど、どんな形にして起業したらよいのかお悩みになりませんか

どんな仕事をしたいかのイメージは出来ているけれど

どんな風に仕事として形にしていけば良いのか考えるかと思います

この記事はその考え方・やり方、事業形態についてお伝えします

単純にセラピスト系の起業としてはサロン系の店舗型ビジネスを思い浮かべるかと思います

ですが、方法は色々な形態があります

セラピスト以外の起業方法にも通じることが多いことですので、是非ご参考にして下さい

実際に始める際には、この記事を読んでご自身にあったリスクで始めて下さい

私は理学療法士&鍼灸師のダブルライセンスで起業して5年以上が経ちます

病院とも提携しながら社員時代よりも収入アップ、ストレスが減った私が、起業に不安な方へ

「起業なんて無理」

「何をどうしたらいいかわからない」

などのお悩みを実際経験から解消します

事業開始においては、鍼灸時代に訪問を中心に業務に携わっており、鍼灸の開業に訪問専ら(もっぱら)という開業方法があり、こちらを選択しました

鍼灸師が訪問以外の治療院・施術所などの店舗を持って開業する場合

施術所の広さや換気、消毒設備の設置などが必要で、保健所の確認があります

しかし、サロンという枠組みであればそのようなものは必要ありません

代わりに鍼灸はできませんが


今回は小規模の自費型スモールビジネスとして始める方に全体に読んでもら内容になっています

この記事を読むメリット

  • どんな事業形態があるのかわかる
  • それぞれのメリットとデメリットがわかる

結論

リスクが最も低いのは訪問型、規模が大きくするなら実務経験が必要

理学療法士の開業の仕方の種類について

開業の仕方の種類、事業形態について 大きく分けて2種類あります

店舗型ビジネスと請負型ビジネス です

店舗型ビジネスの例 お店を構えてお客さんが来るのを待つ方法です

主に治療院やサロン、塾など

請負型ビジネスの例 店を構えずこちらが出迎える方法です

主に宅配、家庭教師などです

自宅サロンで開業する

自宅で開業する方法は昔ながらの方法で、ある意味最もポピュラーな方法です

田舎の地域では自宅に看板を掲げて自宅兼店舗があります

マッサージ店や美容院など、店の1階と住居を2階に分けて行う仕方はよく見かけます

こちらに関しては開業届で自宅に事業所を記載するだけなので、特に問題なく行えると思います

注意点として郵便物が行先不明にならないように二つ分けて設置する方がよいかと思います

賃貸物件の場合でも基本的に何かを言われることはないですが、商業地域と住宅地域では自治体の決まりなどがあるので、気に留めておいた方がよいです

マンションで自宅兼事業所にしたいと考えている方

これはすることはお勧めできません

というのは生活感が丸出しになってしまうので、 サロンにお客さんが求めるものが提供できない可能性があるからです

皆さんは衣服や食事が散らかった場所で落ち着いて施術を受けられるでしょうか

経費の観点からも可能な限り、事業と私生活の部分は分離するようにした方がよいです

この場合は後述するマンション・アパートを店舗利用のみする方が好ましいです

テナントを借りて開業する

テナントを借りる方法は賃貸物件で空いているテナント情報から契約する方法です

契約自体は賃貸不動産と同じですが

テナントは高額な賃料であるため、規約で最初に数か月分の家賃を支払う必要があります

費用は立地や階層、広さなど事業規模によっても異なります

あれば理想なのが居抜き物件です。前回同業種が行っていた物件をそのまま引き継ぐ形で費用を抑えることができます

理学療法士の方がサロンで開業される方は少ないですが、鍼灸師・柔道整復師・整体師の方が開業した後の居抜きは何件か見ました

設備設置が多いところがあるので、敷地面積が広くなりやすく、高額になりやすいところがネックです

またマンションなど住居型の場所を事業用として開設する人が最近多くなってきました

こちらの場合は管理会社に断りを入れる必要があります

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私はシェア型としてベッドを借りて一度外来治療を行いました。物品などそのまま使用でき、安価な状態でお試しのスタートを切らせてもらっています。 シェア型はレンタルスペースとしても認知されつつあり、美容院や飲食業界では先駆けて行われています。一度シェアスペースやレンタルスペースなどで検索してみて下さい。

自費治療の訪問開業を行う

請負型は訪問事業をイメージしています

事業所を構えれば店舗型といえますが、実際に行う場面は先方にあたり、客先常駐のようなイメージが近いでしょうか。

一番の違いは、家賃がかかっていないことで、メインとなる移動手段が必要になります。車・原付・自転車などの交通手段が必要です

その他の特徴としまして、訪問先に必要物品などに自分で持ち運ぶ必要があります

また移動には気候に関係なく動く必要があり、交通渋滞に巻き込まれたり、所要時間がかかるなど時間が読みにくい場面が多いでしょう

事務手続き等は開業届でほとんど済みますが、店を構えている点と比べると実態が見えにくいので信用力という点では下がります

番外編:講師として開業する

起業の仕方としては異例かもしれませんが、セミナーなどの講師という方法もあります

伝えられるべき技能やノウハウ、トークスキルなどが求められますが、高い収入を狙うことができます

主な手段としてメルマガなど、UDEMY、NOTEなどの有料コンテンツや 研修会の開催などが挙げられます

コンサルタントとして事業をこれから行う人、事業を始めている人にアドバイスを行うこともあります こちらに関してはハードルが高いですが、上記の方法で軌道に乗ったのならチャレンジしてもよいかと思います

どこで集客をかけるか、どんな方法で行うかは色々な方法がありますが、前提条件として行う人にカリスマ・実績・権威性が必要でしょう

こちらはいきなりできるものではないので、ゆくゆくできればいいなと視野に入れておけばよいでしょう

2それぞれ開業の仕方のメリット、デメリット

サロン開業のメリット

店舗型のメリットとしては売り上げを高く積み上げられることです

訪問などの請負でこちらから出向く時間を、収益を上げる時間として使えます

自分の店へお客さんを集めることで無駄な移動時間を削ることができますが、その分掃除などの雑用は必要です

疲労感や休憩を無視すれば一日10人前後の相手をすることが可能でしょう

大型機械・低周波治療器や鍼灸での置鍼・お灸を使いながら休んでもらい

その間他の方を診れば同時並行で 2.3人を診ることも可能です

店舗型は店の特徴を出しやすく

様々な治療道具やトレーニング機器を設置したり、外観や内装を変化させることで集客効果を持たせることができるでしょう

人を雇っての事業拡大も行いやすく、店の中に代表がいるので目も届きやすいです

また一国一城の主と言わんばかりに事業主の満足度が高く

店を持っているということがお客様や銀行など取引相手へ信用力に繋がります

ここに満足度を持っている事業主さんは多いです

実店舗として存在しているので、お客さんの目に入るところにあれば集客できる可能性があり、存在が広告としての価値も生み出せます

サロン開業のデメリット

デメリットは何と言っても固定費がかかることです

家賃だけでも普通住居と比べて2~3倍はかかります

さらに内装を初期費用として変えるだけでもかなりの額となり、 さらに毎月の電気・ガス・光熱費がかかります

自宅や住居型を事業所とする場合は かなり低く抑えられます

住居型マンションの問題で私がお聞きした話では

近隣の方からのゴミ捨てが事業用では異なるため、分けるようにクレームが出たこと

不特定多数がマンションに出入りするなどのクレームがあることもあります

マンションの場合は意外と都市部の方がトラブルが少ないと聞きます。(近隣者に興味がないため)

住居型マンションでは看板の設置が難しく、郵便ポストに店名を載せることが精一杯になるかと思います

そのため、通りすがりの人への集客効果はないに等しく、見つけても中の雰囲気が覗けないので心理的ハードルが高いです

また自宅兼店舗の場合は家族の協力が不可欠です

可能であれば出入口が別にあるとプライベートな空間と分けられてよいでしょう

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私の経験でシェア、レンタルスペースは費用も低く抑えられ好ましいです。ですが、googleの位置情報やホームページ上の位置が 他のシェアしている事業所と被ってしまい、トラブルになりかねないことがあります。
また基本貸し出す側の意向に沿う必要があるので、自分で構える程の自由度がありません。料金や営業時間などは制約を受ける可能性が高いでしょう

訪問開業のメリット

店舗型と逆のことになりますが、固定費が安いことです

毎月0円で回すことも可能であるので、この違いは大きいです

また店舗型は空き時間も店に張り付く必要がありますが

請負型は仕事がない場合は自由に時間を使うことが出来るので、 予定を立てやすいです

営業時間内に自宅に居ても、外に居ても問題はありません

「なんだ。そんなことか」

と思うかもしれませんが、時間と場所を自由に使えるということは大きなメリットです

空いた時間で

銀行に行く

食事に行く

役所関係の用事や子供の用事を済ませる

これらは私もよく行います

店舗型でも予約を取らなければ空いた時間をつくることは可能ですが、

店へ行ったら誰もいないというのは避けたいところですね

請負型のデメリット

請負型は言うなれば下請けです

ある程度の取引先があれば成立しますが、それ自体では集客効果がないため

何らかの手を打つ必要があります

紹介先からの繋がりで仕事を受けていた場合は縁が切れると自身の力で集客しづらいことがあります

イメージしづらいかと思いますが

店舗型はお店にお客さんが集まるのに対して

請負型はどこからか依頼があって動き始めます

お店よりも個人の影響力が問われますので、より個人に信用が必要です

ホームページなどから直接の依頼もありますが、起業数年は期待はできないでしょう

移動手段が必要ですが、車・バイクなどが望ましいです

健康的に自転車も楽しそうですが、一日に6件程度を周るとなるとかなり疲れます

また外での活動を主にするため、暑い・寒いなどの気候に体調が影響されます

食事やトイレなどにも地味に気を遣いますし、相手先で借りることは極力避けた方がよいでしょう

総じて店舗型に比べて体力的に疲れることは間違いないです

訪問は相手の家に上げるのでかなりの信用力が必要となります

紹介のない見ず知らずの人を家へ上げる人はまずいません

体感としては地域性や年齢、性別によっても異なります

どちらかと言えば田舎、ご高齢、男性の方の方が訪問では受け入れてくれやすいです

信用という点では高いモラルが求められます

信用が下がるような言動があれば

次回から呼ばれることがないどころか紹介元へ悪評が広がりかねません

ご自身の言動には注意が必要なのは言うまでもありませんが

ご病気の方やご高齢の方は意図した言葉が、こちらの思惑とは違うように受け取られることもあります

初回介入は特に慎重に行うべきです

理学療法士のサロン開業か訪問開業か【まとめ】

  • 起業の仕方でもっとも金銭的リスクが低い方法は請負型の訪問開業
  • 実務経験があるのなら集客次第でサロン開業も有効
  • シェア型、レンタルスペース、住居型マンションも視野に入れて検討する

最後までお読み頂きありがとうございました。