皆様こんにちは
私は理学療法士兼鍼灸師で開業6年が経過したyasと申します
皆さんお仕事は楽しくやっていますか?
現在転職活動中という方、転職を考えている方は、是非ご覧ください
今回の記事は転職における面接で答えにくい質問においての解答方法についてです
理学療法士の転職は比較的合格しやすい方だと思います
第一ハードルが理学療法士の国家資格を保有しているかなので
資格取得の時点でそれなりの希少価値があります
ですが、新卒でなく既卒の転職となると
何故辞めたのか
どれくらい勤められるのか
どれくらいのことができるのかは問われます
また他の方と競合した場合に返答の仕方で内定を勝ち取れるか変わってきます
是非、良い答え方を身につけられるようご参考にして下さい
今回は8つに絞って
答えにくい質問や一発OUT系の質問についてお伝えします
参考書籍は
すごい面接の技術
本気の転職パーフェクトガイド
その他、実際に体験した経験、友人などの話を交えています
質問をする求人側の心理、そしてお勧めの返答をお伝えします
結論は
痛いところを突く質問が多いですが、
前向きな回答をすることで採用の可能性が大きく高まります
最初からマッチングしないことを避ける為には
転職エージェントを用いて、条件面をすり合わせておくと
無駄な時間を使わずに済むのでお勧めです
回答に困る質問1 「ご希望年収は?」
この質問は採用側が希望給与だけでなく、常識的な金銭感覚があるかを図っています
医療サービス・保険業界の一般的な給与に対して問題ないか
理学療法士の昇給は低いけれど、それを理解しているのかを推し量っています
お勧めの回答は
「年収が〇〇円で希望して求職活動をしています。現在はボーナス、住宅手当,通勤手当含めて総額〇〇円ですので、 それに見合う働きが可能だと考えております」
自分から聞きたい場合は
「参考にまでお聞きしたいのですが」と謙虚な姿勢を示しましょう
「ご希望年収は?」と聞かれることは意外とあります
同期理学療法士の転職面接時にも尋ねられたと聞きました
その際の同期の返事は 「前の職場と同じ給与でお願いします」
と源泉徴収票を持参していったそうです
そのまま、採用になったそうですが筋の通ったいい方法だと思います
ただ、同じ事業規模ならいいのですが、 業務形態が別なのであれば
返って損をする可能性もあります
求人側は交渉の余地を残してくれているので希望額を伝えればよいと思います
しかし、保険事業は一人が稼げる額に限界があります
無理な金額の提示は無知であることを伝えているものなので
業種、事業規模から、どれくらいが妥当かは念頭におきましょう
回答に困る質問2 「残業は問題ないですか?」
このような質問があるということは残業が一定時間はあると想定します
お勧め回答は
「36協定の範囲の月30時間程度の残業であれば、問題ありません。 これまでの業務の経験で不要と思われる会議や書類作成を効率化することを取り組んでいました。 また日頃から報告などを端的に伝える意識を常にしています」
ちょっと長いですが、残業は可能な範囲でできる
ということをまずは伝えます
なぜかというとNO残業な方が増えてきているからです
昨今の副業推奨や家庭涌泉のワークライフバランスな考えから
残業を嫌がる方は多いです
しかし、事業側としてはそれでは業務が回らないこともありますので
どれくらいの許容量があるのか確認します
逆にここでは 「週に平均どれくらいの残業があるか確認させて頂けますか」
と聞きなおしてもらいたいです
残業OKとなると、相手の好意をいいことに仕事を大量に放り込んでくる事業所もあります
ブラックな会社か見極める点で、答えるだけでなく
どのような返事が返ってくるか観察しましょう
回答に困る質問3 「勉強会、学会発表はどう思いますか」
理学療法士ならではの質問ですね
このような質問は
業務外の仕事に対して取り組めるか
自己研鑽はするのかを聞いています
また、院内勉強会の主催や研究発表を行うところの可能性もありますが
私が周りに聞いた限りでは、やってもらう前提の質問はありませんでした
そういうところは新卒を取る傾向なのかもしれません
お勧め回答としては
「これまで学会発表は少ないですが、 主体的に取り組んできました。 自己学習は日々興味のある分野に幅広く学習してきました。 これからはこの経験を活かして 貴院(御社)の業務だけでなく 周囲とのコミュニケーションや情報収集に活かしていき、他の方へのサービス・情報提供に貢献できると考えております」
もう少し具体的な部分を盛り込みたいのですが 経歴と転職先によって変化するので
どこに軸を置くか考えてもらいたいです
あくまで面接官は勉強内容や発表内容に興味があるのではなく
業務外の活動にどれくらい取り組めるのかを問いかけているということです
前向きな意見が出るように心がけましょう
回答に困る質問4 「早期離職の原因は何ですか」
この質問が聞きたいことは
“就職してからすぐに退職しないか “この一点です
答え方のポイントとしては 相手の不安を払拭できるような解答かどうかです
お勧め解答としては
「職場とは方針が自分とは合わないと感じました。 理由としては、業務外の仕事が多く、通勤時間も長いこと、言われた業務をこなすだけで、 自分の能力や成長を伸ばすことが難しいと判断しました。御社のようなところで一定の裁量で活動できるのであれば、 今後、さらに成長し、活躍できると考えています」
ポイントとしては あまり、前職部分を悪く言いいません
やむを得ない理由
夫の転勤、ブラック企業、体調不良などであれば話しやすいですが
それならまた転勤や体調を壊すのではと
先方に不安を与える可能性があります
どんな職場か不安かとは思いますが求人側もすぐに辞めないか不安です
不安な方は最初は1週間などの試験期間はできないかなど
提案するのも良いと思います
回答に困る質問5 「転職回数が多いようですね」
これも早期退職と同じで直ぐに転職しないかを問われています
なぜ転職を繰り返すのか説明する必要があります
お勧め回答としては
「新卒で入職した職場は〇年間勤め、一通りの 理学療法士としての業務が行えると実感しました さらに専門性や他のステージを経験するため、 急性期に移り、慢性期に移っております。 色んな場所で働くにつれて、自分に合っているところは〇〇のようなところだと感じ、御社を希望しています」
この場合はキャリアアップを軸に回答していますが
最近では感染症関連での業績悪化やボーナスカット・診察リスクを感じた
などこれらを加えても良いでしょう
大事なことは転職理由が納得できる理由であることです
体調不良を繰り返して辞めた
上司と衝突して転職を繰り返している
など同じ理由で転職を繰り返すような方は採用されにくいでしょう
回答に困る質問6 「結婚、出産のご予定はありますか」
いまやハラスメントの質問ですが実際に受けた話は聞きます
求人側は結婚を機に
転勤、出産から産休・育休 、子育て初期の子供の病気による欠勤
このようなところを危惧しています
避けられないイベントですが
相手側にそれでもほしいと言えるような人材と思われるかにかかっているでしょう
お勧め回答としては
「先のことなので、どうなるかわかりませんが 夫(妻)の協力は得られやすく、実家の両親も 近くに在住なので長期的に働ける環境を整えています。私自身としてもやりがいを持って仕事に取り組みたいです」 などです
ポイントは家族の協力と長期的に働く意思を示すことです
家族都合による休みは採用者でもあります
それが、どれくらい長くなるのかが気になることでしょう
長期期間休んだとしても帰ってきてくれる
休んだとしても数日で何とかしてくれそう
このような印象だと求人側も安心です
ですが、個人的にはこのような質問を 遠慮なく浴びせてくるようなところは
受けること自体を止めるべきです
転職エージェントを使えば、先に条件面ですり合わせができるので
実際に予定がある方は利用をお勧めします
回答に困る質問7 「上司と意見が異なった場合どうされますか」
経験年数が多い理学療法士は妙にプライドが高いことがあります
この質問は現場での意見の食い違いにどう反応するか問われています
時には非効率なことも組織では受け入れる必要があります
無駄な慣習などは
理学療法士としての閉塞感、プライドの高さならではですね
お勧め回答としては
「これまで上司と意見が合わなかったことはありました。私のことを嫌っていると思われていたのですが、 上司に相談なく物事を進めていたことが原因だと 話し合うことでわかりました。 その経験からまずは話し合い、こちらの考えやメリットについてお伝えしていきたいと思います。 どうしても食い違うことがあるかと思いますが その時は上司の意見を尊重して結果をみていきたいと思います。」
この場合のポイントは意見が異なることは誰にでもあることなので
それをどう解決するかです
上司の意見を聞かないのは困りますが
それ以上に黙認や衝突をして退職されることの方が問題です
一人でストレスを抱えないような解決方法をお伝えして下さい
回答に困る質問8 「育児のご負担はどうされていますか」
プライバシー質問第2弾です
子供が小さいときは必ず聞かれるでしょう
理由は子供が小さい頃は病気がちで休みをとりやすいからです
女性は特に聞かれます
お勧め回答としては
「現状は親や家族の支援が受けています。子供は小さいですが健康状態に大きな不安はありません。また託児施設、育児サービスを利用するつもりでいます」
ハッキリと淡々と述べる方がよいです
先ほどと内容が被りますが
誰にでも育児については会社に負担してもらうことはあります
それを上回るメリットを求人側が感じてもらえるように熱意を伝えることが一番です
また繰り返しになりますがこれを問題にしているのは求人側です
この質問で落とすくらいでしたら、最初から受けない方がマシです
転職エージェントで先にこのような条件で落ちるところは候補から外してもらうことをお勧めします
私の勤めた職場では
入職1目→産休→育休→復帰半年→産休→育休をされた先輩がいました
計画的にこういうことをされると会社側としてはたまったものではないでしょう
そうすると聞く側の気持ちもわかる気がします
まとめ
まとめです
回答に困る質問の特徴としては
こちらの痛いところを突く質問です
逆に対策をして高評価を上げれば一気に転職成功に近づくでしょう
前向きな意見を伝えれば受かる可能性は高いです
もしくは、この質問をする時点で採用しない会社もあります
そのようなところに面接しても合格率は0%なので
最初から転職エージェントなどで候補から外してもらうほうが無駄が少ないです
最後までお読み頂きありがとうございます