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理学療法士のキャリアプラン:本当に必要?それとも幻想?

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こんにちはyasです

最近は非常勤のお仕事が体力的にきつく感じてきました

PTの仕事が全て力仕事ではないですが、ご高齢の方が多いとどうしても力仕事になるところは多いです(看護師さんや介護士さんもキツイと思います)

同期で集まると意識が高い理学療法士は「キャリアプランをどう描くか」という話題が出てきます

キャリアプランというと大げさな印象ですが、これからどうするかを中長期で見ていくイメージですね

でも、正直なところ──キャリアプランなんて“あってないようなもの”じゃないか、と私は思っています

この記事では、一般的に言われるキャリアプランと、私自身が考える「実際のキャリアの歩み方」についてお話しします。少し肩の力を抜いて、ゆるく読んでいただけたら嬉しいです

私は理学療法士以外にも仕事経験があり、現在開業しています

これは狙ったわけではないのですが、こうなれたらいいかな~くらいのイメージで動いていました

その辺りをお伝えできればと思います

結論:キャリアプランはあった方がいいが、あなたも時代も環境も変わる。だからキャリアプランは幻想。変化に対応する為に情報収集を常に意識して、情報が集まる場所に身を置いておく

情報収集の為に転職サイトや転職エージェントに登録しておくことはオススメしています

定期的に情報が送られてくるので、現在の市場価値を知っておくことは情報感度を高めることで有効です

私は「みえるリハ」に登録しています(年に数回しか連絡はきていません)

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一般的な理学療法士のキャリアプラン

まずキャリアプランについて例を提示させてもらいます

一般的な理学療法士のキャリアプランは理学療法士としてキャリアを積んでいくことになるかと思います

専門性を磨くという選択肢

理学療法士の王道のキャリアとしてまず挙げられるのは「専門性を磨く」ことです

具体的には:

  • 認定理学療法士を取得する
  • 大学院に進学して研究を行う
  • 学会発表や論文執筆で臨床家としての地位を築く

中長期のステップを考えると:

  • 1〜3年目:幅広い疾患を経験し、臨床の基礎を固める
  • 3〜5年目:興味のある分野を見つけ、研修や学会参加を増やす
  • 5〜10年目:専門資格を取得、あるいは大学院進学でさらに専門性を深める

このように段階を踏むことで「専門家」としてのキャリアが形になります

教育・マネジメントに進むキャリア

次に多いのが教育やマネジメントの道です

  • 臨床経験を積んで後輩指導にあたる
  • 病院や施設で主任・係長などの管理職になる
  • 養成校で教員として働く

臨床から教育やマネジメントに進むことで、求められるスキルも変わってきます

この辺りは理学療法士としてではなく、医療・介護分野に広く精通する必要があります

ケアマネージャー、相談員、外部の管理職研修、一般業務の研修、労務管理

このような資格や研修を求めていくことになります

デスクワーク中心ですので、体力に自信のない方もオススメです

人材育成やチーム運営の経験は、長期的には管理者や教育者としてのキャリアに直結します

ご自身の努力だけではなく、周囲の環境に影響が大きいです

教員などは人からの誘いで枠が空いたりしますので、外部との接点は大事にしておくとよいでしょう

起業・副業としてのキャリア

もう一つの方向性は「起業や副業」です。

  • 整体院やジムを開業する
  • パーソナルトレーナー資格を活かす
  • SNSやYouTubeで情報発信を行う

キャリア形成の流れとしては:

  • 若手時代:まず臨床で経験を積む
  • 中堅期:マーケティングや集客のスキルを学ぶ
  • その後:副業や独立を実践

自分のブランドを築くことで、働き方の自由度が一気に広がります

ただ、このキャリアプランはオススメしません

リスクが高いからです

本当に自分でしてみたいかよく考えてください

個人的な話ですが

1年目から順調にキャリアプランを重ねているなと感じる人は自分を含めてあまりみません

というのは

優秀な人は3年目くらいで8年目くらいの考えや動きができ、次のステップに進んでいるからです

逆に何にも考えていない人は10年経っても職場のリーダー的ポジションにあてがわれるだけで特に何か獲得しているものはないと思います

やりたいことや考えていることがあるなら可能な限り、早く行動しないとズルズル時間が過ぎていくでしょう


実際のキャリアプラン:やりたいことは変わっていい

さてここから本題です

キャリアプランはあった方がいいと思うのですが、あまり囚われなくていいと思います

理由についてお伝えします

キャリアは“固定”ではなく“流動的”

キャリアプランは、最初から決め打ちする必要はありません。

なぜなら:

  • 新しい職場に行けば、新しい分野に興味を持つかもしれない
  • 結婚や出産などで働き方を変えたくなるかもしれない
  • 技術や流行の変化で、目標が古くなることもある

つまり、キャリアは変わって当然なのです

出会った人によって影響を受けて、別の分野に行くことはあり得ることで、むしろ柔軟に生きていく方が年収や生活の満足度が上がると思います

これは女性に多い印象なのですが

仕事に対してそこまでの野心がなく、生活ができる給料を安心・安定して受け取り、家族との時間を大事にしたい

このように考える人は私が思っていた以上に多いです

キャリアプランと聞くと年齢や期間に応じて変化をしていくイメージがありますが、その変化を嫌う訳ですね

確かに理学療法士は高年収ではありませんが低年収でもありません

女性の平均給与から考えるとまずまず高いと思います

そう考えると確かに現状維持も良いかもしれません

他には職場環境や業界全体の変化も関係します

社会保険制度は今後も変わっていく可能性を考えると

4,5年前に考えていたキャリアプランは通用なくなっても不思議ではありません

4,5年前は訪問リハで高い給料をもらえていましたが、徐々に減額されてきました

長期的な計画はあった方が行動を決めれるので有効ですが

あまりそこに落ち着くのは良くないと思います

では、どうすればいいでしょう

情報を集め、変化を受け入れる

最も大事だと思うことは常に情報を集めることです

情報といってもSNSの情報やマクロな情報はあまり役に立ちません

全体の流れを掴むことや人とのコネクションを繋げておくことです

そして、チャンスだと思ったら掴む勇気を持つこです

具体的には

私の知り合いで協会関係のお仕事を手伝い、その関係者が退職される際に空いたポジションを譲ってくれたそうです

元々していた仕事とは違うのですが、勤勉な性格を前任者が気に入ってもらえたことで大幅な給与アップ、待遇改善がされたと聞きました

また別の人は、やりたい仕事を常に探していて、たまたま情報が出てきたタイミングで問い合わせをして内定したそうです

その後に1週間で問い合わせが何十件もきたそうですが、先着でお話ができたことと常に働きたいと情報収集をしていたことで熱意が伝わったそうです

このように情報感度を高めていくことが先の見えないキャリアプランにとても大切だということです

大事なのは:

  • 常に情報を集める
  • 興味がわいたら思い切って挑戦する

情報源の例:

  • 研修や勉強会に参加する
  • 転職サイトや求人情報を眺める
  • 先輩や仲間の経験談を聞く

「その時に一番やりたいこと」に飛び込むほうが、成長も早くモチベーションも維持できます


キャリアプランの勘違い:ライフワークバランスは幻想?

「ライフワークバランス」という言葉をよく耳にしますが、私はこれを幻想だと思っています

キャリアプランの対義語ぐらいのイメージでいます

理由はシンプルで、バランスは常に変化するからです。

  • ある時期は「仕事を全力で頑張る」が正解
  • ある時期は「家庭を優先して何もしない」が正解

どちらも間違いではなく、状況によって変わっていくからです

お金がほしいならとにかくガムシャラに働くしかないからです

キャリアプランを気付くということはステップアップしていくということだと思います

当然、やることや責任も増えていくことは受け入れる必要があります

何もしないことも立派な選択

キャリアプランを立てるとしんどいことが待っているの?

基本的にはやりたい仕事は人が羨むような仕事・立場である訳ですから、しんどいと思います

しかし、理学療法士だからといって、常にキャリアを追い求める必要はありません。

  • 家庭に力を注ぐことで、臨床の深みが増すこともある
  • あえて「動かない」ことが、自分にとって正解のときもある
  • 逆に「今は仕事に全振りする」時期があってもよい

重要なのは、自分に合った選択をその時々で行うことです

周りと比べる必要はありません

飲み会でのキャリアプランなんて「へえーすごいねー」くらいで流しておけばいいんです

実際に行動をしない人も多いですから


まとめ:キャリアは描くものではなく、積み重ねていくもの

ここまで「キャリアプランなんてあってないようなもの」=幻想とお話ししました

大切なのは:

  • キャリアプランは変化すると割り切って立てる
  • 興味があることの情報収集を常にする
  • 現状維持のキャリアプランがいい人もいる

未来を完全にコントロールすることはできません

でも、その時にやりたいことを素直に選んでいれば、振り返ったときに自然とキャリアが形になっているはずです

そう信じるしかないですよね(笑)

私の場合は振り返ると大雑把に立てた通りにはなっていますが、上手くいったかと問われると運の要素が大きいです

もし今、「今の職場でやりたいことが見つからない」「もっと自分に合った環境を探したい」と思っているなら、それは立派なキャリアの一歩目です

無理に“完璧なキャリアプラン”を描かなくても大丈夫でしょう

環境を変えたり、行動していること自体が、キャリアになる一番の方法だからです

特に職場よりも良い人に出会えることが理想ですね

結論:キャリアプランはあった方がいいが、あなたも時代も環境も変わる。だからキャリアプランは幻想。変化に対応する為に情報収集を常に意識して、情報が集まる場所に身を置いておく

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