こんにちにはYASです
仕事をしている中で、最も多い相談が人間関係です
このブログ内でも人間関係については職場選びで重要とお伝えしてきました
理学療法士は割と転職する方が多いです
専門職なので再就職は一般職に比べてしやすいからでしょう。しかし、公務員の理学療法士の方で転職された方はほとんど聞きません
簡単には転職しにくい状況もあることを踏まえて、本記事では、理学療法士の人間関係にまつわる課題を深掘りし、その解決策をお伝えしたいと思います
結論:人間関係の問題は基本解決しない。相手と距離を置き、職場内での移動や転職を視野に入れることで人間関係の負担を軽減する。転職先選びでは口コミや面接での雰囲気を確認し、自分の価値観に合った環境を見極める
転職選びには一般職と理学療法士職の二つを視野に活動することをお勧めします
今の時代は一般職も視野に入れておいた方がいいからです
おすすめの求人サイトは「リクルートエージェント」「PTOTキャリアナビ」です
私も利用しましたが担当の方との話がスムーズで無理な押し付けはありませんでした
一度話を聞くだけでも良い経験になりますよ
理学療法士の人間関係は職場の風土に影響される
職場の人間関係は、上司や同僚の性格、職場全体の風土に大きく左右されます
特に、理学療法士の場合、上司の指導や方針が日々の業務に直接影響するため、その人間性はとても重要です
よくあるのが上司がパワータイプの体育会系です
昨今はハラスメント問題が取り沙汰されてきて、威力が弱くなりましたが
この手のタイプに説得は逆効果です
また、リハ職は独立志向があり、部門ごとに風土があるので
上司が悪い人間でも、それを監視する部門がないのです
事務職や医師がそれにあたりますが、影の人間関係までは把握していません
つまり上司が物事の良し悪しを決めていることになります
以下にお伝えするような理学療法士が上司についている場合は注意が必要です
上司の言うことが変わる。感情的な指示。
上司によっては、方針や言うことが頻繁に変わることがあります
たとえば、昨日は「臨機応変に対応」と言っていたのに、しばらくすると「基本に忠実に、指示にないことをしない」と言われます
状況によっては正しいのですが、ただトラブルを解決したくて、その場限りの方法論を押し付けて自己満足しているような上司だと困りますよね
このような状況は混乱を招き、部下にストレスを与えます
コミュニケーションが取りにくい上司
さらに、上司がコミュニケーションを苦手としている場合、部下が意見を言いにくい雰囲気が生まれます
忙しそうに振る舞って、話しかけるなオーラを出す上司がいたら要注意です
コミュニケーションをとらないことは人間関係を悪化させている要因です
これにより、業務上の誤解が増え、チームとしての連携が取りづらくなります
ただフォローすると上司としては目の前の仕事に手が一杯なのでしょう
また女性の場合は女性上司の有無も大事な要素です
女性特有の悩みを男性にはしづらい為、抱え込むことになります
対策
上司との人間関係においては基本解決できないと思ってください
寂しい言い方ですが、事実解決できた事例を私は見たことがありません
組織風土として上司=正しい、部下=間違っている
このように認識されるのです
ですので
- 距離を取る: 上司との直接的な関わりを減らし、必要なコミュニケーションだけに集中する。
- 異動願いを出す: 職場内での異動を希望し、環境を変える。
- 相手に変わってもらうことを期待しない: 上司が変わることを期待せず、自分の適応力を高めることに注力しましょう。
理学療法士以外の人間関係もトラブルになる
理学療法士が直面する人間関係の問題は、同僚や上司だけにとどまりません
他職種や患者、その家族との関係も、大きなストレスの原因となります
私は主に中規模の病院で働いていますが、規模の大きさよりも
やはり組織風土、上司の人間性や指導が影響が大きいと思います
しかし、他職種や患者までは、さすがに入職しないと判らないので難しいところです
けれどもこちらは、退職しなくても解決できそうです
看護師との意見交換
理学療法士と看護師は、患者ケアにおいて連携が必要不可欠です
しかし、お互いの役割や視点の違いから意見がぶつかることがあります
よくあることはリハビリの優先度について看護師と意見が対立する場面が挙げられます
私の個人的な意見としては基本は看護師の意見に寄り添う、譲るようにしています
リハ職はチーム戦で24時間患者さんの傍にいる看護・介護スタッフは貴重な戦力だと思います
患者さんへの暴言や非人道的な行為を除いて、看護・介護スタッフとの衝突は患者さんへの不利益となるので避けるよう心がけています
独善的な医師
医師の中には、理学療法士の意見を軽視し、自分の考えだけで方針を決める方もいます
これにより、現場で理学療法士が適切な介入を行いにくくなることがあります
ただ、今のハラスメント問題から医師もかなり慎重な姿勢の方が増えたと思います
不適切な発言をする医師は病院側から圧力をかけられるのでしょう
あまりにひどいなら複数人で病院上層部へ報告すればよいです
患者やその家族からのいわれのないクレーム
患者やその家族から、理不尽なクレームを受けることも少なくありません
不思議とリハビリ内容でクレームは私はあまり聞きません
皆さん我慢されるか、よくわからないのが本音でしょう
問題は子のリハビリにおける両親の介入です
内容によって色んな指示・指定をしてくるので本当に困ります
わが子となると親は豹変します
いずれ退院すると思って耐えるのですが
私は担当を断ったことがあります
理由は会話にならないのです
どれだけ説明しても、また次の日に同じ問題を蒸し返してくるので仕事になりません
結果、温和な先輩が対応になりましたが、退院先でもトラブルを頻回に起こしていることをお聞きします
決して多くはないのですが、親の場合は子供を良くしたい思いから転じて逆恨みなどを受けることも聞きます
このようなことにならないよう初期対応がとても大事です
「できる」「できない」は毅然と上長から伝え、それ以上は自費のサービスで行うことが好ましい対応かと思います
対策
- 相手は変わらないと理解する: 自分が変わらない限り、相手も変わらないと割り切る。
- 相手にしない: 感情的なクレームに対しては、冷静に距離を取る。
- いずれ去る確率が高い: 問題を抱える相手は異動や退職する可能性が高いと考え、必要以上に気にしない。
理学療法士で人間関係が楽なところ
人間関係に悩む理学療法士にとって、解決策は「耐える」か「転職する」かの二択になることが多いです
ただし、転職する際にも注意が必要です
理学療法士以外でも悩むことは多い
どの職場でも人間関係の悩みはつきものです
「理学療法士だから特別に人間関係が難しい」というわけではありません
そのため、理学療法士を辞めたとしても、必ずしも人間関係の問題から解放されるわけではないことを認識しましょう
しかし、声を大にして言いたいのは
案外、他のところで良かったという声はたくさん聞きます
企業、風土が悪いと、悪い人間関係が生まれる
これは確信しています
だから、どこへ行っても一緒と思わず、
少なからず人間関係にトラブルはあるかもしれないけど、今よりマシなところは絶対ある!
こう考えてほしいです
転職時に気を付けるべきポイント
転職先を選ぶ際は、以下の点に注意してください。
- 面接で職場の雰囲気を確認する: 実際に働いているスタッフの表情や言葉遣いから、職場の雰囲気を感じ取る
- 口コミを調べる: インターネットで病院や施設の評判を確認する
- 事前に自分の価値観を整理する: 自分が何を大切にして働きたいのかを明確にしましょう
特に口コミはよく見てください
今は転職サイトに実際に退職した人がコメントを載せているところが複数あります
こういった情報はかなり信憑性が高いです
参考サイト:転職会議
全てに満足するところはないかもしれませんが、必ず目は通した方がいいです
辞めた人の情報は特に集めておいた方がいいです
まとめ
理学療法士として働く上で、人間関係の悩みは避けて通れません
しかし、ストレスを軽減する方法や、転職を通じて新しい環境を探す選択肢もあります
上司や他職種、患者や家族との人間関係に悩んでいる場合は、問題を全て自分で解決しようとせず、適切な距離を取ることや、環境を変えることも検討してください
理学療法士のスキルや経験は多くの場で求められており、自分に合った職場を見つける可能性は十分にあります
最終的には、自分がストレスを少なく働ける環境を見つけることが、長く働くことができて私生活を充実させるでしょう
結論:人間関係の問題は基本解決しない。相手と距離を置き、職場内での移動や転職を視野に入れることで人間関係の負担を軽減する。転職先選びでは口コミや面接での雰囲気を確認し、自分の価値観に合った環境を見極める
皆さんの人間関係が上手くいくことを応援しています