こんにちはYASです
皆さんは理学療法士のスキルアップについて何を考えますか
一般職業のスキルアップというと金融・語学・パソコン関連などが真っ先に思い浮かべるでしょう
汎用性の高いMOSや実生活にも役立つファイナンシャルプランナーは時間があるときにとっておいて損はないですよね
さて、理学療法士として働く中で、「スキルアップしたい」「専門性を高めたい」と考える方も多いのではないでしょうか?
それはなぜでしょう
きっと
「専門性を高めて自分の価値を高めたい」
「価値を高めて権威性をアップし、稼ぎたい・もっと治したい」
そんな感じではないでしょうか
いずれにせよ、素晴らしい考えです
その向上心・・大好きです(笑)
特に20~30代の若手理学療法士は、今後のキャリアをどのように築いていくか悩むこともあるでしょう
しかし、資格を取得しても必ずしも昇給につながるわけではありません
この記事では、理学療法士のスキルアップに役立つ資格を紹介するとともに、それが本当にキャリアアップや収入向上につながるのかを考えていきたいと思います
結論
スキルアップは趣味か投資かを考えましょう。稼ぎたいのであれば、医療系のスキルアップよりも、Web系の資格を狙いましょう
給与アップだけを考えるのであれば転職をお勧めします
転職活動は特にリスクなく行えるので、一度どんな就職先があるのか覗いてみてはどうでしょうか
本サイトのお勧めは「PTOTキャリアナビ」、一般職であれば「リクルートエージェント」です


1. 理学療法士のスキルアップに役立つ資格4選

理学療法士がスキルアップするための資格には、さまざまな種類があります
ここでは、取得することで専門性を高められる4つの資格を紹介します。
1-1. 認定理学療法士
認定理学療法士は、日本理学療法士協会が認定する資格で、特定の専門分野における高度な知識と技術を証明できます
専門分野は運動器、神経系、循環器系など多岐にわたり、自分の興味のある分野で取得可能です
専門に比べ、認定を紹介した理由としては認定の方が臨床向けだからです
- メリット: 知識・技術の向上、他の理学療法士との差別化、病院によっては評価制度に反映されることがある。転職で求人がでた場合、競合相手に有利
- デメリット: 取得には一定の臨床経験と症例報告が必要。更新の為の研修が必要
1-2. 呼吸療法認定士
呼吸療法認定士は、呼吸器疾患の患者に対する専門的な知識とスキルを証明する資格です
特に、ICUや回復期病棟などで働く理学療法士にとって大きな武器となります
- メリット: 急性期を中心とした病院への転職に有利
- デメリット: 認定試験に合格するための勉強が必要、更新の為の研修が必要。理学療法士の専門外の分野の勉強が必要
1-3. アスレチックトレーナー
アスレチックトレーナーは、アスリートやスポーツ愛好者のリハビリやコンディショニングを専門的に行う資格です
理学療法士の中でもスポーツ分野に専門性をもたせるのであれば一度は検討する資格でしょう
- メリット: スポーツ分野でのキャリアが広がる。理学療法士兼パーソナルトレーナーとしての起業が視野に出てくる
- デメリット: スポーツ分野の求人は限られている。受講料が高額かつ2年以上の学校への通学が必要
1-4. ケアマネージャー
理学療法士にも関わりが深い、介護支援専門員です
カンファレンスでお世話になった方も多いのではにでしょうか
患者さんと周囲の介護サービスをつなぐ仕事です。
- メリット: 高齢化社会での需要が高い。知識が広がり、転職先が新たに増える
- デメリット: 理学療法士の給与が上がる可能性は少ない
2. スキルアップしても昇給につながらない?

ここまで見ていかがだったでしょう
見たことがある資格ばかりですが、思うことはありませんか?
そうなんです実は
理学療法士の資格取得がそのまま昇給につながるとは限りません
これまでの資格は理学療法士としての転職に有利な資格なのです
これは理学療法士のスキルアップの思考にとても重要なことです
多くの病院やクリニックでは
上記に挙げたような資格に手当がない、または微々たる金額しか支給されない
これが一般的です
なぜでしょう
だってお金にならないからです
職場からしたら、その資格があっても稼ぐ額が同じなら、支払いたくないでしょう
ではどうするかです
スキルアップは投資という概念を持つ
お金と時間をかけて、何かをするのであれば投資という概念を持ってください
投資というからには
かけたお金がいつ回収できるかを考えましょう
もちろん学習として行うのは結構なことですが、
それは本やもっと安い金額でも済ませられないでしょうか
私は割と講習会の申し込みを行いますが
資格系のカリキュラムは費用対効果が低く、かじる程度で終えています
資格とスキルアップは必ずしも同じではないでしょうか
職場と事前に相談しよう
資格を取得する前に、現在の職場で資格取得による昇給や手当の有無を確認することが重要です
職場の考え方が変わるかもしれませんし
なにより受講費用の一部を負担してくれるだけでも、すごくありがたいですよね
また「コイツは努力しているんだな~」と評価が挙がったり、別のチャンスを回してくれることもあります
是非、職場には相談してください
- 手当のある職場: 資格を取得すれば収入アップの可能性がある
- 手当のない職場: 昇給につながらないため、自己投資としての価値を考える必要がある
昇給を狙うなら転職も視野に
もし資格取得が収入アップにつながらない場合、転職を考えるのも一つの手です
専門性を評価してくれる病院や施設、または自費リハビリのクリニックなど、キャリアアップを図れる職場を探しましょう
転職希望の施設がどんな資格の所持者が多いか見ておくのも一つです
インターネットなどで職員の経歴で掲載していれば採用価値が高い可能性が高いでしょう
3. スキルを活かして起業するという選択肢

資格を取っても給料が上がらないなら、いっそ起業するのも一つの選択肢です
一般的に会社は資格の価値をみていませんが
お客様の方が
「なんかすごそう」
「この人のところに行ってみたい」
と権威性が高まります
しかし、実際にその資格の難易度や価値は伝わっていないことが多いです
資格×起業で独立
例えば、スポーツ理学療法士の資格を持っているなら、アスリート向けのコンディショニング施設を開業することも可能です
最近はかなり理学療法士のトレーナーは増えてきていますが、それでも需要はあると思います
他にも脳血管や呼吸療法認定士の資格を活かして高齢者向けのリハビリ教室を運営するなど、資格を武器に独立する道もあります
医療資格にこだわらない方がいい
スキルアップと言われると医療系の資格にこだわりたくなると思いますがあえて、そこを外すことをお勧めします
つまり、動画編集スキルや文章作成スキル、生成AIのスキル(プロンプトエンジニアリング)などを習得する方が遥かに良いです
理由としては
- 仕事以外に実用性がある
- 副業開業できる
- 仕事内でも活用できる機会がある
- これから求められるスキル
- 稼げるスキル
このような点があります
もう一度振り返りましょう
スキルアップは投資です。投資した資金が回収できるかを考えましょう
私は間違いなくこちらだと思いますし、実際に学べる機会を逃さないように情報感度を高めています
発信している理学療法士もいましたが、まだまだ十分に入る余地があります
まとめ
理学療法士のスキルアップには、さまざまな資格が役立ちますが、それが必ずしも昇給につながるわけではありません
資格取得の目的を明確にし、職場との相談や転職・起業も視野に入れながら、自分にとって最適な道を選びましょう
資格は投資か趣味かを考え、その価値をしっかりと見極めることが大切です
結論
スキルアップは趣味か投資かを考えましょう。稼ぎたいのであれば、医療系のスキルアップよりも、Web系の資格を狙いましょう
以上です
ご拝読ありがとうございました