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理学療法士に伝えたい!自費リハビリにおける開業のポイント

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皆さん、こんにちは

お仕事は順調でしょうか

最近は開業理学療法士が増えてきて、整体院の開業を目にするようになりました

そんな中でも「脳卒中自費リハビリ」が一つのトレンドとしてあると思います

大手のチェーン店が多かったのですが、最近私の近くでも個人の「脳卒中自費リハ」が開業されるようになってきました

こういったことから、腕に自信がある方は開業されていくのでしょう

保険診療とは異なり、自費リハビリでは自由な価格設定や施術内容が可能ですが、その分、集客や継続的な利用、効果の信頼性や妥当性を高めることが大事になってきます

ハッキリ言います

治療の腕だけでは食べてはいけません

本記事では、自費リハビリを開業する際に必要な手続き、コスト、成功のためのポイントについて詳しく解説します

調べたらわかりそうなことは極力省略し、私が行き詰ったところや現在も悩んでいることをフォーカスしています

私は鍼灸師・理学療法士として脳血管患者さんのリハビリも退院後にご紹介頂いたりしていますので、実体験があります

皆さんに有益な情報となれば幸いです

結論:自費リハビリの開業は簡単。中でも集客・継続利用が大事。特に医療機関との連携、ニッチ戦略の活用、適切な立地と価格設定が重要です

開業の選択は何でしようと思いましたか。今の仕事から離れて別のことをしたいという思いなら、まずは転職を視野に入れることをお勧めします

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1. 自費リハビリを開業するのに必要な手続き

自費リハビリを開業する際には、事前にいくつかの行政手続きを完了させる必要があります

割と簡単にクリアできますのでサラっと抑えておきましょう

開業届けの提出

自費リハビリを行う場合でも、事業として運営するためには税務署に開業届を提出する必要があります

これは個人事業主として活動する場合も、法人を設立する場合も必要です

  • 提出先: 最寄りの税務署
  • 提出期限: 開業日から1ヶ月以内
  • 必要書類: 開業届(税務署で入手可能)、身分証明書など

保健所への届け出はいらない

鍼灸師は保健所に開業届けを出す必要がありますが、整体院はいりません

恐ろしい?ことに税金関連の開業届を出せば、それで書類関連は終了です

細かいことを言えば店舗との契約や銀行で専用の通帳が作るなどもありますが、ここでは割愛します

とりあえず参入障壁は低いです

誰でも簡単に開業はできることが魅力です

週末開業ととても相性がいいと思います

賠償保険の加入

自費リハビリでは、万が一のトラブルに備えて賠償責任保険に加入しておくと安心です

私の周りでは未加入の人がチラホラいました

自費リハといっても相手に何らかの怪我をさせるリスクはあるので、私は入っていた方が良いと思います

私が入っている協会はこちらで、整体の保険も適用されます

日本治療協会


2. 自費リハビリに必要なコスト

自費リハビリの開業にあたっては、事前にかかるコストを把握することが成功の鍵です

ここでは、店舗型と訪問型に分けて解説します

訪問型は別の記事でも紹介しているのでそちらも参考にしてください

理学療法士は【サロン開業】か【訪問開業】すべきか理学療法士が起業する為に必要な情報発信をしています。サロン開業か訪問開業するべきか参考になる記事です。起業の仕方は働くスタイルによって異なります。リスクが最も低いのは訪問開業、規模が大きくするなら実務経験が必要です。...

店舗型自費リハビリのコスト

店舗型で開業する場合、以下の費用が発生します。

  • 物件費用: 店舗の家賃、保証金など。月額10万–30万円が目安
  • 設備費用: ベッド、運動器具、デスクなど。初期費用は20万円程度
  • 内装工事費用: 店舗をリハビリ用に改装する場合、50万–200万円程度
  • 広告費用: ホームページやチラシの作成費用。初期で10万–30万円程度
  • 光熱費・通信費: インターネット回線や水道光熱費。月額2万–5万円程度

私はできるだけ安く店舗をやってみようと思い、物件を探して物品を探しました

それでも初月で物件費用30万、設備費用10万、内装工事費30万、広告5万、水道・光熱費・通信費2万で

合計80万近くかかると試算しました

また月々、8万はかかる試算です

かなり削減してもこれぐらいはかかります

私の知り合いは30万で済ませた人もいますが、物件選びでコスト大半決まります

なかなか、そんないい物件は見つけられません・・

訪問型自費リハビリのコスト

訪問型は店舗型に比べて初期費用を抑えられますが、独自のコストが発生します

  • 移動費用: 車両の購入・維持費、または公共交通機関の利用費用
  • 機材費用: 持ち運び可能なリハビリ機材。1万円程度
  • 広告費用: 店舗型と同様に10万–30万円

こちらは別記事でもお伝えしていますので、そちらを参考にしてください

独立開業を失敗しない為の方法このサイトはセラピストが開業する為に必要な情報発信を行っております。今回は独立開業の失敗やお悩みについてお伝えします。理学療法士,作業療法士、鍼灸師、柔道整復師、あん摩指圧マッサージ師、セラピスト、整体師、トレーナーの方にお勧めです。...

立地の重要性と価格設定

立地は集客や価格設定に大きく影響します

店舗型は立地が全てです

ここでターゲットや競合が決まり、どんなコンセプトを打ち出していくか決まるからです

交通の便が良い地域は集客しやすいですが、家賃が高くなります

一方、地方では家賃を抑えられますが、広告戦略がより重要になります

駅の近くではOL、サラリーマン世代をターゲットにした方が良さそうですし、夜まで空いている方がいいでしょう

郊外はファミリー層をターゲットにしたり、駐車スペースが絶対にあったほうがいいです

テナントであれば店舗看板があると良いです

マンションであれば口コミでの宣伝が必須ですので、こちらの資源を投入します

自費リハビリの成功可否はまずは立地条件の良い物件をできるだけ安く借りれるかどうかにかかっています

ここから、費用や稼働時間を考えて価格を設定します

価格設定も重要です

しかし、どれだけのコストと最大稼働時間で最大いくら稼ぎたいかを考えないと価格が設定できません

コスト(経費)と欲しい利益がどれだけの人数を回したら獲得できるか試算します

それを稼働率と照らし合わせて、(大体50~60%)価格を決めます

以外に高額になってビックリするでしょう(笑)

計算式としては

月間コスト+月間欲しい利益=最低目標売上

最低目標売上÷予想稼働(50%)=月間目標売上

月間目標売上÷月間稼働日数÷一日の患者施術人数=価格

重要なところは稼働日数です

たくさん稼働できれば価格を抑えることができます

たくさん人を施術すれば価格を抑えることができます

この辺りのバランスは良く考えてください


3. 自費リハビリの成功に必要なポイント

ここでは、あまり他の方が伝えていないような重要ポイントについてお伝えします

大事なことはマーケティングについてなのですが、医療関係ならではの重要ポイントをお伝えします

医療機関との連携

信頼性を高め、新規利用者を獲得するためには、医療機関との連携が不可欠です

できる限り医療機関に勤めて、そこからご紹介頂く流れをつくると経営が一気に安定します

保険診療でやれることを尽くした→でもリハビリをもっとしたい→じゃあここはどうですか?

という流れができれば完璧です

自分が行いたい治療の領域のクリニックにコンタクトできるととても良いでしょう

介護領域や専門分野を持つ

ニッチな専門分野を持つことはマーケティング戦略として有効です

競争の少ない領域に特化することで、差別化を図れば、大きなアドバンテージを得るというか、もはや一人勝ちします

  • : スポーツリハビリ、高齢者向けリハビリ、小児リハビリ
  • 介護領域との連携: デイサービスや訪問介護と連携し、車椅子のフィッティング相談をする

このようなことをお勧めします

おいおい、ならお前がしたらいいじゃないかと思われるかもしれません

私は結構何でも屋でして、ある程度やっています

「困ったらコイツに聞けばいい」くらいの何でも屋です

ですが、知っていてほしいことは

面白くないんです(笑)

マジで面白くない、大変、疲れる、意外と価値を感じてくれない

こんなことはしょっちゅうです

好きなことをするために開業したのに、また好きじゃないことをしないといけないという矛盾

こういったことが待ち受けている覚悟は必要です


まとめ

最後脱線しましたが、まとめです

自費リハビリの開業は簡単です

しかし、集客・継続利用が大事で。特に医療機関との連携、ニッチ戦略の活用、適切な立地と価格設定が重要です

理学療法士としてのスキルを最大限に活かし、継続的に発展できる自費リハビリを目指しましょう

あなたの開業を応援しています