こんにちはYASです
皆さん、お仕事お疲れ様です
医療業界にも働き方改革が始まり、皆さんの職場にも変化があったと思いますが、いかがでしょうか?
私の職場も大きく変化しました
特にサービス残業の未清算業務については、自己申告を通してきっちりと把握され、支払われるようになりました
こういった改革は、約10年周期で繰り返されているように感じます
社会からも業務実態の把握とクリーンな労働環境が求められており、実際に労働基準監督署からの指導があったこともあります
今回は、そんな理学療法士の残業時間についてお伝えしたいと思います
理学療法士のデータや実際の経験談を交えて紹介するので、現場の感覚に近い内容になっていると思います
残業したい理学療法士もいれば、早く帰りたい人もいるでしょう
この記事が参考になれば嬉しいです
まとめ:残業時間が減らしたいのであれば書類業務を効率化する方法を実践する。残業時間を増やすことは難しく、収入を上げるなら副業が良い。いずれも転職を視野に入れて自分に合った方法を選択しましょう
残業が自分の生活スタイルに合わないと感じる方は、転職を第一に検討するのも一つの方法です。理学療法士に限らず、一般職への転職も視野に入れることで、自分の給与水準や労働時間を見直してみてはいかがでしょうか
そんな方はこちらの記事も是非、参考にしてみてください
1. 理学療法士の残業時間は減りつつある
皆さんも「働き方改革」はご存知かと思います
残業時間に関しては、勤務時間超過が大きな問題となっています
参考:働き方改革の推進について
働き方改革により、看護師の時間外労働には上限が定められました
原則として月45時間、年間360時間以内に抑えなくてはなりません
特別な事情がある場合でも、年720時間以内と定められており、違反すると罰則が科せられます
また、有給休暇の取得も義務化されました。違反すると、1人あたり30万円以下の罰金が科せられます。
労働時間の把握も義務づけられ、自己申告ではなくICカードや勤怠システムなどで管理することになっています
同じ職場で働いている理学療法士も同様に、勤怠管理が徹底されるようになり、無駄な残業は排除され、早期帰宅を促す同調圧力も強まっています
残業時間は働く場所で変わる
データとして一般的な理学療法士の残業時間を載せます
ここでは5時間とありますが皆さんいかがでしょう?
参考:賃金構造基本統計調査 / 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種
残業時間の平均は月で5時間とありますが、これはハッキリ言って当てにはできません
理由は働く場所で残業時間が大きく変わるからです
一般的に病院>老健>クリニックの傾向が高いです
実際の残業時間の目安:
- 病院:5–30時間/月
- 老人保健施設:5–10時間/月
- クリニック:0–5時間/月
- 訪問リハビリ:5–20時間/月
- 整体院(民間):ピンキリで、サービス残業が発生しやすい
正確なデータではありませんが、今まで勤めてきたクリニック、一般病院、回復期、系列の老人保健施設のスタッフからの情報などから概ねあっていると思います
また同じ病院でも早く帰ることを推奨されているところでは、さらに短いところもあります
この時間よりも長い職場はかなり注意した方がいいです
働き方に問題があるとこちらのせいにする可能性が高いですが、それを何とかしようとしない上司はさらに問題です
また、あなたが一生懸命働いていて、どうしても時間がかけて仕事をされているのであれば
職場の環境が合っていないのかもしれません
丁寧に相手のことを思って仕事をしている人なら、その人にあった働き場所があると思います
そのような方は他の方の意見も聞いて転職も検討してもよいかもしれません
理由は業務量は診ている患者さんの規模で変わるからです
特に保険制度に関わる書類業務は通常の患者業務とは異なり、別の時間を設ける必要があります
通常業務が通常の時間通りに終わらなければ、当然残業ということになります
また後輩や学生の対応、物品管理、勉強会・研修・学会発表など規模の大きい病院程あります
同じ病院でも、早く帰ることを推奨されている職場ではさらに残業時間が短くなります
これらの時間を超える職場は、働き方に問題がある可能性が高いです
2. 残業時間を減らすには書類業務がメイン
最近は職場が強引にでも残業をさせない方向に動いています。そもそも、無駄な業務が多いと感じることはありませんか?
特に書類業務は負担が大きいですが、電子化が遅れているのが現状です
また、上司がご年配の場合、変革を起こしにくい職場構造になっています
事務職からの働きかけで変化が始まることが多いですが、上司が高齢だと改善は期待しづらいです
その結果、早く帰ることだけが目的となり、良いサービスが置き去りになりがちです。サービス残業に苦しむか、患者さんにしわ寄せがいくケースもあります
効率的に業務をこなすために、以下の工夫をおすすめします
- 書類はテンプレートを活用し、最小限の内容で効率化する。
- 書類の校正はAIを活用する。(個人情報には注意)
- 小さなミスは許容し、スピードと期日を優先する。
- 業務を分担し、簡単な書類は特定の人がまとめて作成する。
これらを提案しても改善されない場合は、転職を考えた方が心身の健康に良いかもしれません
3. 理学療法士が残業で稼げる時代は終わった
残業で稼ぎたい理学療法士もいるでしょう
以前、私の先輩は残業代だけで月10万円を稼いでいました
やることがなくても本を読んで時間を潰す、という職場にとって有害な働き方をしていた時代もありました
また、労働基準監督署の監査でサービス残業が指摘され、臨時ボーナスをもらったという話も聞いたことがあります。
しかし、残念ながら今はそうした時代ではありません
今後は副業で稼ぐ方法を模索するのが賢明でしょう
職場内副業などで健全に働けないか、もしくは副業OKの職場を探すかが良い選択だと思います
以下のブログや他の情報源を参考に、新たな収入源を見つけてください
まとめ
理学療法士の残業時間は、働き方改革によって減少傾向にあります
無駄な書類業務や職場の古い体質が残業の原因になっている場合もありますが、効率化を図る工夫を取り入れましょう
それでも改善されない場合や、自分の生活スタイルと合わないと感じたら、転職を視野に入れることも大切です
現代は残業で稼ぐ時代ではなくなりつつあります。副業や効率的な働き方を通して、自分に合ったキャリアを見つけてください
まとめ:残業時間が減らしたいのであれば書類業務を効率化する方法を実践する。残業時間を増やすことは難しく、収入を上げるなら副業が良い。いずれも転職を視野に入れて自分に合った方法を選択しましょう
皆さんのご活躍を応援しています!