理学療法士の皆さんこんにちはyasです
私が初めて就職した時代はITやベンチャーという言葉まだ浸透しておらず、スマホもまだ皆持っていないときでした
それが今は誰もが「行きたいけど、エンジニアなどの経験がないから難しい!」
と考えているのがIT企業ですね
理学療法士として企業への転職はこれまでおすすめだとお伝えしましたが、今回はITベンチャー企業へ理学療法士が転職することついてお伝えします
企業といっても大企業から中小企業、ベンチャーと様々です
ベンチャーとはスタートアップ企業またはベンチャー支援企業とも呼ばれ、通常は発展の初期段階にある若い革新的なビジネスのことを指します
これらのIT企業は、テクノロジーの急速な進歩にともなった成長があり、市場も個人・企業・政府を含む幅広いターゲットが魅力です
私は理学療法士の方がどこに転職するか考えたときに
大企業や中小企業よりもベンチャー系の転職をおすすめします
というか理学療法士の転職で大企業はほぼ不可能です
就職できる人もいますがエンジニア職であったり、有名国立大学出身・有名私立大学出身で 新卒入職の時点で大企業へ応募しているパターンがほとんどです
中小企業、ベンチャー企業への転職はこれまで実例がありますのでこちらをメインにお伝えします
私は転職ブログと理学療法士での仕事を行い、様々な転職パターンの方と知り合うことができました
その中でもIT系、ヘルスケア部門には明るい未来を感じます
現状の理学療法士業務に
「飽きてきた」「やりがいがない」「このまま年齢を重ねていくのはもったいない」
そんな思いのある方がいるのなら是非、ヘルスケア部門があるITベンチャー企業への転職をご検討ください
結論:転職するなら早くベンチャー企業に行くべき。しんどくても後の転職でどんどん有利になる
ベンチャー企業へは直接応募が近道ですが、いきなり応募しても弾かれるでしょう
転職エージェントに登録して書類提出、自己PR、企業分析の仕方、面接対策などを学んでから応募してください
合格率が確実に上がります
おすすめはリクルートエージェントです
私も利用しましたが一番おすすめです
リクルートエージェントをおすすめする理由はこちらから
理学療法士とヘルスケアベンチャーは相性がいいからおすすめ
ベンチャー企業といえば何と言ってもIT関連です
AIの技術革新はいたるところでみられ,
有名なサイバーエージェントや楽天、メルカリなども ベンチャー企業として挙げられます
そんな中、今ヘルスケアが成長市場として注目されています
ヘルスケア産業は、研究機関によっては、2040年に日本で100兆円規模までマーケットが大きくなると予想されているほどの成長産業です。
なお、世界のヘルスケア市場の成長率は年9%以上と高い伸び率が続いています。
HALF TIMEヘルスケア市場規模は?近年の傾向や注目される理由、今後の発展性について解説
理学療法士の皆さんも徐々に浸透を感じているのではないでしょうか
診療カルテや遠隔診療、ヘルスアプリなどは触れた人もいるでしょう
最近私はデジスマを利用しましたが、クリニックの診察予約から支払いまでスマホ一つででき、予約の簡単さ、待ち時間の短縮には驚きました
現在ヘルスケアは拡大し続けている市場で、企業も開発だけでなく、自社の職員への福利厚生の活用としても注目されています
健康経営銘柄という言葉をご存じですか
今後、企業の財務指標に健康経営の取り組みを資料として記載していきます
そこで優良な企業ほど投資資金が集まる可能性があるので、各企業取り組んでいる訳です
すべての上場会社に対し、健康経営の取り組み状況の把握と、個々の企業の優良な取り組み事例の収集・分析を目的として、従業員の健康に関する取組についての調査を行い、その分析・評価結果を銘柄選定の際の基礎資料として利用します
経済産業省HP 1.健康経営銘柄とはより
これのような国の方針から個人だけの対象ではなく、企業規模でヘルスケアへの関心が高まっている=理学療法士の活躍ができる可能性があります
どんなヘルスケア企業で理学療法士が働いているのか気になったらこちらもご覧ください
ITベンチャーで働くメリット・デメリット
ベンチャーで働くことはこれまでの病院経験にはないメリット、デメリットがあります
メリット
- 多くの人へ、インパクトのある作品と未来を形作る可能性
- 仕事の自主性と裁量が求められる
- 豊富な学習と成長の機会
- 株式および金銭的報酬の可能性
- 起業の可能性
理学療法士としての一般的な臨床業務は1対1の業務です
人と直接かかわる温かみのある仕事ですが、提供できる範囲は限られています
ITベンチャーで働くことでより多くの人の生活の改善に役立てられるでしょう
ベンチャーでは人が少ないので基本的に自走する必要があります
そのため仕事は自主的に行い、自分で考え、時には決定を下すことを促されるでしょう。責任がありますが、それだけ仕事に自分の価値を感じます
ベンチャーでは一人二役というのも必要です。マルチプレーヤーとして大変かもしれませんがその分の成長・学習機会があります
そして事業が上手くいけば、その分給与に返ってきます。それは理学療法士の給与とは比較にならないでしょう
また一連の経験から転職や起業が現実味を帯びてきます
先々に起業を考える人には良い環境だと思います
デメリット
- 既存の企業と比較してリスクと不確実性が高い
- 長時間労働とプレッシャーのかかる状況
- リソースが限られており、予算に制約が生じる
- キャリアパスが体系化されておらず、雇用が不安定になる可能性
- 個人の責任と説明責任が大きくなります
- ワークライフバランスの低下
デメリットは不安定な一言に尽きます
ただヘルスケア部門で企業が潰れたところを私はまだ知りません
しかし、自費リハのようなITとは関係がないところは消えていったところを見ました
また、休みもあってないようなものですし、深夜の業務・日曜の仕事も普通にあります
一人で何役の仕事を行ったり、人材が少ない分、労務(報酬や評価規定)などが曖昧なままスタートしていることもあります
また重要な仕事にやりがいがあるかもしれませんが、その分、責任も問われます
IT企業であればテレワークが多いですが、東京への転勤・移転もよく聞きます
家庭ができたばかりの方などは壁が高いかもしれません
ITベンチャーで理学療法士が働ける職種
理学療法士が身体に詳しい専門家でも、ヘルスケア業界のITベンチャーがそのまま理学療法士を雇うことは少ないです
理由は理学療法士は保険請求できることに雇用価値が大きいからです
そのため、保険請求とは関係がないところで理学療法士を雇う必要はありません
理学療法士という資格がなくても働ける仕事で応募する必要があります
ここでは理学療法士の資格を持ちながら、転職された人がどのような職種に応募されたかをご紹介します
コンサルタント
コンサルタントの仕事は組織や個人に専門的なアドバイス、分析、推奨事項を提供することです
わかりやすくいうと「専門アドバイザー」
特定の問題の解決、パフォーマンスの向上、目標の達成を支援する専門家です
具体的には勤めている企業が相手先の問題に対して
組織の現状データを収集および分析し、自社が開発したシステムと運用をレビューし、改善または最適化の余地がある領域を特定して報酬を得ます
ヘルスケアですと従業員の健康管理、医療システムの導入、新規事業の立ち上げ(病院やクリニックの開設)などです
その他には仕事に対するトレーニングやスキル開発もあります
新人教育研修を外部研修で受けているところもコンサルタント業務です
コンサルタントというと幅が広すぎて、私がコンサルタントと言えば、そう名乗れてしまいます
「専門知識なんてないよー」と思われるかもしれませんが、入社してから勉強する方が多いです。むしろやる気の方が大事なので、そちらを心配しましょう
企業に勤めることでコンサルタント経験が持てるのは魅力的ですが、私から見れば営業や販売に近いお仕事で、大変さも大きいです
理学療法士として他職種やご家族とのコミュニケーションの経験が活きたと感じる方や若い年齢の方は向いているでしょう
コンサルタントについても述べた記事はこちらから
サイエンス
あまり聞きなれない言葉ですが、研究開発、データ分析、アルゴリズムの開発などが業務にあたります
わかりやすくいうと「データ分析と商品アイデア開発」
具体的には文献のレビューや最新情報の入手したり、 科学専門家会議への参加、専門家のネットワークからAI、ヘルスケアの最新の進歩を入手して、自社サービスへ活かしていくことが仕事になります
常に自社に関わる最先端の研究とサービスへの実装を考えねばなりません
理学療法士の経験として修士・博士課程へ進んだ方や研究職、研究発表などを何度も行ってきた方は向いているかもしれません
とくにデータ処理やアクセス、論文考察など頭脳プレーが得意な理学療法士の大学院生は就職先としては有利でしょう
カスタマーサクセス
カスタマーサクセスは問題をかかえている人が既にいる状態でサービスを提供する仕事です
わかりやすくいうと「結果をコミットマン」
購入した製品やサービスから価値を引き出すことに焦点を当てたビジネス戦略になります
単にサービスを売るだけでなく、そこから顧客のニーズに合わせてさらなる価値を提供するための追加の製品、サービス、または機能を提供することで、収益の増加が促進されると同時に、企業の顧客にも利益をあたえます
例えるとインターネットのホームページを注文します
そこからさらに魅力的なSNS運用方法、予約方法、製品の魅せ方など追加で提供して売上アップを目指します。追加提供した部分に対して費用をもらい収益を上げていきます
似た言葉にカスタマーサポートがありますが
電話などのカスタマーサポートはお客さんからに電話などを受動的に受けてから対応します
カスタマーサクセスは能動的に動き、自ら課題を見つけて解決策を提示する必要があります
理学療法士としては評価をすることに長けていて、俯瞰的に物事をみることが得意な方や問題点を特定、解決することに興味が強い方におすすめです
まとめ
ヘルスケアにおけるITベンチャーはまだまだ仕事が増えていく予感があります
新しい企業なので今度の発展・事業成長に希望が持てます
少なくとも保険事業でご飯を食べている方よりも高年収、多角的な成長が期待できるのではないでしょうか
しかし、保険事業ならではの安定・安心・安楽は引き換えになるでしょう
ITベンチャーへの就職は若い世代が圧倒的に有利です
20代の方は一度は経験されることをおすすめします
ITベンチャーでは理学療法士としての職種募集はまずありません
他の職種で働ける可能性がある
「コンサルタント」「サイエンス」「カスタマーサクセス」に狙いを定めて応募しましょう
ベンチャー企業はたくさんある訳ではありません
それなりに面接対策をしないと必ず落ちます。これは断言できます。
面接対策だけでなく、書類選考に通過しやすくするためにも転職エージェントに登録して面接対策をすることをおすすめします
その後に自社採用ページなどで応募することが採用確率を高めます。転職エージェントで気に入ったところがあれば、そのまま就職して職歴を積むのもいいです
悲しいですが理学療法士の職歴は一般企業への転職には役には立ちません
職歴を積むとその後の転職でもさらに有利になり、好条件の企業へ転職しやすくなっていきます
ベンチャー企業はたくさんの業務があるので、その経験が活かされ、キャリアアップしていくんですね
転職したいけど、医療業界から少し距離を置きたい方は検討してください
その他にもおすすめしている転職先についてはこちらの記事をどうぞ
結論:転職するなら早くベンチャー企業に行くべき。しんどくても後の転職でどんどん有利になる
若いうちに後悔のないよう行動してください
応援しています